活用事例1 トンネル工事に伴う濁水処理のデータ測定

施 工 (株)H組
期 間 平成19年9月20日~11月5日
使用条件 ミズコシタロウの常時運転
解 説 トンネル工事で発生する濁水処理において従来技術の凝集沈殿方法とミズコシタロウを組合わせた
場合、SSが効果的に低下し、ろ過量も確保できるかを現場で実機を運転してデータ測定を行いました。
また過去の経験から、高分子凝集剤はフィルターの目詰りを発生させますので、今回高分子凝集剤は使用せずPAC凝集剤のみを使用しました。結果としてろ過水SSはNDで、ろ過水に含まれるアルミも0.09mg/lでした。 (水道の水質基準:0.2mg/l以下)また、ろ過量も最後まで低下しませんでした。
この結果より従来使用されてきた砂ろ過機の変わりに充分対応可能と思います。
ろ過フロー図、データ測定結果表、写真を参考にして下さい。
汚濁水処理フロー図
※1 PAC凝集剤
PAC凝集剤とはポリ塩化アルミニウムのことで、高い陽電荷(+)を持つため濁質表面の反発負荷電(-)を中和させて濁質を凝集させるものをいいます。
※2 高分子凝集剤
高分子凝集剤とはポリマーのイオン性により凝集濁質を架橋吸着により粗大化させて沈降速度を早めるものをいいます。
トンネル濁水処理試験に係る分析結果(2007.11.07 依頼試料)
測定項目 原水 シックナーうわ水 濾過水
SS〔mg/l〕 530.3 18.5 ND
Al 含有濃度〔mg/l〕 ND 1.95 0.09
含有率〔%〕 ND 10.52 ND
宇部高専中野研究室
※NDとは「Not Detected」の略で、「不検出」または「検出せず」という意味です。
シックナーうわ水MTPに注入 ろ過水
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