濁水処理装置 ミズコシタロウ

濁水処理装置 「ミズコシタロウ」とは
「ミズコシタロウ」とは、凝集剤等の化学薬品を使用せず、新開発の高分子マイクロフィルターによる物理的ろ過で濁水を処理する装置です。建設工事等の濁水を薬品を一切使用せずに処理できるので、環境への影響を軽減できます。
(もちろん、凝集等の化学薬品による前処理を行った上で、ミズコシタロウを用いる事で更に排水を綺麗に処理するといったご利用も可能です。)

高分子マイクロフィルター+ポンプによる物理的吸引ろ過濁水処理装置
濁水処理装置「ミズコシタロウ」シリーズでは独自の高分子マイクロフィルターを採用しています。
ろ過された水は芯材から配管を通じてポンプによって集水されます。
ろ過された水は凝集剤等の薬物を使わないので放流が可能です(※)。
また、装置底部には凝縮された汚泥(水)が残りますが、これも別途ポンプにより集水され、装置外部に排出されます。産業廃棄物としての処分が必要な汚泥(水)の量を大幅減らすことが可能で、これに伴って産廃処分費のコスト低減も期待出来ます。
ろ過原理の簡易説明図 MTP-05-10型
新開発!!高分子マイクロフィルター搭載
高分子マイクロフィルターの採用により、従来のフィルター濾過方式では成し得なかった連続濾過処理を実現。さらに、化学薬品を使用しないので、安心して利用でき、ランニングコストの削減にもつながります。
濁土(mg/ℓ) 502
色度 茶色
臭度 微臭
COD(mg/ℓ) 138
BOD(mg/ℓ) 33
溶存酸素量(mg/ℓ) 4~5
濁土(mg/ℓ) 2
色度 透明
臭度 無臭
COD(mg/ℓ) 8.16
BOD(mg/ℓ) 3
溶存酸素量(mg/ℓ) 7~8

ミズコシタロウの特長

ミクロバブル発生装置搭載
「ミクロバブル発生装置」は、微細な気泡を大量に発生させることにより、貧酸素状態の濁水等の溶存酸素量を高める効果があります。MTPシリーズは、ミクロバブルで処理水の溶存酸素を高めて放流することができるので、下流域の河川環境の改善に貢献できます。

自動洗浄機能
高分子マイクロフィルターの目詰まりを防ぐために、定期的にブラシ洗浄が自動で行われます。また、様々な現場の濁水に対応できるように洗浄回数や洗浄時間を設定することも可能です。
仕様
型式 全長(m) 全幅(m) 全高(m) 乾燥重量(t) 処理方法 最大処理能力(㎥/h) 仕様電源 電力量(kW)
MTP-40-60 12.85 2.3 2.7 10.0 フィルターろ過方式
(ポンプ併用)
40~60 200/220(V)
50/60(Hz)
26
MTP-20-40 6.2 2.3 2.7 5.0 20~40 20
MTP-10-20 5.9 1.4 2.7 3.5 10~20 10
MTP-05-10 3.7 1.4 2.7 2.0 5~10 5
MTP-03-06 3.5 1.3 2.6 1.8 3~6 3
<条件> 処理能力:原水濁度 1000mg/ℓ程度、放流濁度 1~150mg/ℓ
※仕様は予告無しに変更することがあります。
※本装置使用後は、フィルターに含まれた水の重量と槽内に付着した汚泥の重量等により上記重量より増加します。
 吊り上げ時のクレーン等の設定や運搬時の過積載にご注意ください。
フィルター洗浄を強化した水洗浄機能
長期間フィルターによるろ過を実施していくと、自動洗浄機能だけではろ過処理量が回復しなくなる場合があります。その際にフィルターそのものを水圧で洗浄するのが水洗浄機能です。水洗浄を実施することで自動洗浄機能では回復できなかったろ過処理量を回復させることができます。
仕様
型式 全長(m) 全幅(m) 全高(m) 乾燥重量(t) 処理方法 最大処理能力(㎥/h) 仕様電源 電力量(kW)
MTP-20-40W 6.9 2.7 2.7 6 フィルターろ過方式
(ポンプ併用)
20~40 200/220(V)
50/60(Hz)
12
MTP-10-20W 6.3 1.8 2.7 4 10~20 6.3
MTP-05-10W 4.1 1.8 2.7 2.2 5~10 4
<条件> 処理能力:原水濁度 1000mg/ℓ程度、放流濁度 1~150mg/ℓ
※仕様は予告無しに変更することがあります。
※本装置使用後は、フィルターに含まれた水の重量と槽内に付着した汚泥の重量等により上記重量より増加します。
 吊り上げ時のクレーン等の設定や運搬時の過積載にご注意ください。
コンパクトなユニット設計
「MTPシリーズ」は、トラックで運搬できるコンパクトなユニット型に設計されているので、トラックで簡単に運搬でき、設置・撤去に時間がかかりません。緊急な濁水発生時にも素早く対応することができます。
簡単操作
メインスイッチの「ON」、「OFF」と「自動運転」か「手動運転」の選択だけなので操作が簡単です。
濁水処理のイメージ図
発生した濁水をノッチタンク等に貯め、そこからフィルターろ過槽へ流入し、高分子マイクロフィルターろ過によって濁水を物理的にろ過処理し放流します。フィルターろ過槽内では汚泥が濃縮していくので、定期的に原水ノッチタンク等へ戻すか、別製品のMTDシリーズで脱水処理します。
濁水処理のイメージ図
 
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